佐世保市の昼間人口と夜間人口 - 通勤・通学の流れを読み解く
はじめに
佐世保市で働いている人や学校に通っている人の中には、他の市町村から通ってくる人もいれば、佐世保市から他の市町村へ通う人もいます。これを「昼間人口」と「夜間人口」という観点から見てみましょう。令和2年の国勢調査データから、佐世保市の人の流れを探ってみます。
佐世保市は「昼間人口」が多い街
昼間人口は246,816人、夜間人口は243,223人で、昼間人口が3,593人も多い結果となっています。つまり、佐世保市は周辺地域から多くの人が通勤・通学で流入してくる「吸引力のある街」と言えます。
年齢層別で見る流入・流出の特徴
年齢層別に見ると、興味深い傾向が見えてきます。15-19歳の流入が1,714人と最も多く、これは高校生や大学生が周辺地域から佐世保市の学校に通っていることを示しています。一方、14歳以下の流出は53人と非常に少なく、流入は99人と、佐世保市内の小中学生はほとんど市内の学校に通っていることがわかります。
働き盛り世代の流入が顕著
30歳から49歳までの働き盛り世代では、流入人口が流出人口を大きく上回っています。特に40-44歳では流入1,743人、流出1,336人で、差が407人と最も大きくなっています。これは、佐世保市に多くの企業や事業所があり、周辺地域から通勤している人が多いことを示しています。
65歳以上の高齢者も活発に移動
興味深いことに、65歳以上でも流入が2,275人、流出が2,039人と、多くの高齢者が市境を越えて移動しています。これは、高齢者の就業や、病院・福祉施設への通所などが考えられます。
まとめ
佐世保市は昼間人口が夜間人口を上回る「昼間人口増加型」の都市です。特に学生や働き盛り世代の流入が多く、佐世保市が周辺地域の教育・雇用の中心地としての役割を果たしていることがわかります。この人の流れは、佐世保市の商業や公共交通機関の需要にも大きく影響しています。
出典:令和6年版佐世保市統計書(第35回)- 10_労働