統計
公開: 2025年11月11日 テスト管理者 36 views 更新: 2025年11月23日

地区別で見る佐世保市の事業所分布 - あなたの街の特徴は?

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地区別で見る佐世保市の事業所分布 - あなたの街の特徴は?

はじめに

佐世保市内でも、地区によって事業所の特徴は大きく異なります。本庁管内の都市部から、郊外の地区まで、それぞれの地域にはどんな特色があるのでしょうか?令和3年のデータから、佐世保市の地区別の事業所分布を探ってみましょう。

本庁管内に事業所が集中

令和3年時点で、本庁管内には4,365事業所があり、これは佐世保市全体の43.7%を占めています。従業者数も36,221人と、全市の38.6%が本庁管内で働いています。

日宇地区は「雇用の街」

興味深いのは日宇地区です。事業所数は1,251(12.5%)ですが、従業者数は15,834人(16.9%)と、事業所数の割合よりも従業者数の割合が高くなっています。つまり、1事業所あたり12.7人と、市内平均(9.6人)を大きく上回る大規模事業所が多い地区といえます。

個人事業と法人事業の地域差

本庁管内では、法人事業所が2,642(60.5%)を占め、個人事業は1,683(38.6%)です。一方、郊外の地区では個人事業の割合が高い傾向があります。例えば、黒島地区では個人事業が14事業所、法人事業が11事業所と、個人事業の割合が56%と高くなっています。

江上地区の効率性

江上地区は事業所数が291と少ないですが、従業者数は5,138人もいます。1事業所あたり17.7人と、市内で最も規模の大きい事業所が集まっている地区です。大規模な製造業や物流施設などが立地していると考えられます。

まとめ

佐世保市の事業所分布を見ると、本庁管内を中心に都市機能が集中している一方、日宇地区や江上地区など大規模事業所が多い地域、郊外では個人事業が多い地域など、それぞれの地区に特徴があることがわかります。この多様性が、佐世保市の産業の厚みを生み出しているのです。

出典:令和6年版佐世保市統計書(第35回)- 09_事業所

みんなシステムズ編集部

野田祐機

長崎県佐世保市出身。佐世保にUターンして、これまで気づかなかった良さを再発見。 BASF, モルガン・スタンレーに勤務ののち、地域の情報配信サイトを運営。youtubeにて情報を発信。元ブロガー。Huffintonpostなどにも寄稿

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